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ニュースリリース

2022年

地域社会に貢献する次世代の育成を目指す
「第28回コカ・コーラ環境教育賞」募集開始
募集期間2022年9月16日(金)〜2022年12月23日(金)
活動普及部門(対象:小学生、中学生)テーマ: つくる責任・つかう責任
企画・研究推進部門(対象:高校生〜大学院生)テーマ: 容器/PET
〜今回より受賞団体へ「コカ・コーラ環境ハウス訪問体験ツアー」をあわせて贈呈〜

2022年9月16日

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公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(所在地:東京都渋谷区、理事長:佐々木康行、以下当財団)は、環境保全・環境教育に関する顕著な活動への顕彰および環境保全・環境啓発・環境美化に寄与する新しい企画への支援をおこなう「第28回コカ・コーラ環境教育賞」(以下、本賞)を2022年9月16日(金)から12月23日(金)まで募集いたします。

本賞は1994年の賞設立以来、環境教育・環境保全活動の促進を目的に、地域に貢献するボランティア活動の助成・支援をおこなっており、2021年度まで応募団体数は全国で約2,400団体に上ります。
  一昨年度は新型コロナ感染拡大防止のため募集を中止し、昨年度は選考および表彰式をオンライン形式で開催いたしました。本年についても同様にオンラインでの選考および表彰式を予定しています。

当財団では、2020年にコカ・コーラシステム全体として取り組むべき新たなサスティナビリティー戦略(※)が策定されたことを受け、また国際社会共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の推進を図るために、環境教育事業においても環境分野、特に地球環境・環境資源の領域の向上に寄与する取り組み、企画を支援することを事業方針としています。
それに伴い28回目を迎える今回の環境教育賞では小中学生およびその指導者を対象とした「活動普及部門」ならびに高校生から大学院生までを対象にした「企画・研究推進部門」の2部門にて助成・支援を希望する団体を募集し、優秀な活動と認められた団体を最優秀賞および優秀賞として表彰いたします。

また、最優秀賞受賞団体には文部科学大臣賞、環境大臣賞のいずれかをあわせて贈賞いたします。どの部門にどちらの大臣賞を贈賞するのかは最終選考にて決定いたします。(活動普及部門においては小学生・中学生の最優秀賞受賞団体のいずれか一団体に大臣賞を贈賞いたします。)
「活動普及部門」最優秀賞受賞2団体(小学生と中学生)には、各々30万円の活動助成金、「企画・研究推進部門」最優秀賞受賞1団体には100万円の企画支援金が副賞として贈られます。

さらに今回より最優秀賞・優秀賞を受賞された団体へは「コカ・コーラ環境ハウス訪問体験ツアー」を贈呈する予定です。同施設は北海道夕張郡栗山町にあり、廃校となった雨煙別小学校の校舎を利活用した教育施設です。施設の歴史もさることながら、施設の周辺は里山・川などの大自然が広がっており、体験型の環境学習をできることが大きな魅力の施設です。※詳細は受賞団体に別途ご案内いたします。

 

【募集部門および概要】


【活動普及部門】

募集テーマ:つくる責任・つかう責任

対象 (1)小学生およびその指導者 (2)中学生およびその指導者
募集内容 SDGs項目『14.海洋資源』に関連した課題への解決へ向けた取り組みをおこなう団体・個人の活動
コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」のうち、「容器/PET」を選択し、本年のテーマをSDGs項目『12. つくる責任・つかう責任』といたします。
上記のテーマで、ご自身もしくは所属している学校や団体がその課題解決へ向けて取り組んでいる具体的な活動・実績を応募してください。

 


【企画・研究推進部門】

募集テーマ:容器/PET

対象 高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体
募集内容 コカ・コーラのサスティナビリティー戦略「資源」領域の重点項目である「容器/PET」「水」「温室効果ガス排出量」「再生可能エネルギー」を考慮し、本年のテーマを『容器/PET』といたしました。
上記のテーマで、企業等が推進する取り組みの後押しに繋がるような、企画・研究を応募してください。
世界は様々な環境課題に直面をしており、私たちの豊かな生活と環境保全の両立に取り組むことは喫緊の課題になっています。国内でも2021年4月に菅総理(当時)が「2030年の温室効果ガス削減目標46%」を発表するなど、様々なステークホルダーが脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みを加速化しています。課題の一つである「廃棄物」は、生態系への悪影響や温室効果ガスの排出にも繋がり、商品を生産する企業・使う消費者がそれぞれ課題の軽減・解決に取り組むことが重要です。
中でも企業は、循環型社会の実現を目指し、容器包装の簡略化・軽量化による廃棄物の削減、プラスチック資源のリサイクル促進を通じた資源の投入量の削減などに取り組み、脱炭素化にも寄与しています。
このような取り組みを踏まえ、容器の回収システムの構築、サステナブルな素材・容器包装の設計など、飲料業界の取組を後押しする研究や企画案を募集します。

例:行動経済学に基づく回収効率を高めるリサイクルボックスの設置、回収・分別が適切にされる工夫を施したリサイクルボックスの開発・設置、容器回収のインセンティブ制度の導入、自動販売機横のごみ箱の散乱防止の工夫、食べられる飲料容器の開発・普及、分別を促す表示・啓発など

 

本賞へは、当財団支部および読売新聞支局による推薦もしくは一般応募より応募いただけます。詳しい応募要項等については当財団HPをご確認ください。応募用紙についても同HPよりダウンロードいただけます。なお推薦と一般公募による選考時の評価に差異はありません。

応募書類受付後、当財団理事および有識者ら選考委員による一次選考にて最終選考ノミネート団体を決定します。最終選考ノミネート団体を対象に2023年3月11日(土)に予定している最終選考にてプレゼンテーションによる審査をおこない、受賞団体を決定いたします。

また、本賞に関連した特設コンテンツを当財団HPに今後アップしていく予定です。詳細は改めてご案内いたします。

 

■「第28回コカ・コーラ環境教育賞」概要(抜粋)

主催 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
後援 文部科学省、環境省(予定)
協力 読売新聞社
募集期間 2022年9月16日(金)〜12月23日(金)
募集部門 -活動普及部門 (対象:小中学生およびその指導者)
-企画・研究推進部門 (対象:高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体)
応募方法 当財団HPより応募用紙をダウンロードし、必要事項記載の上、運営事務局宛にメールにてご応募ください。

財団HP:https://www.cocacola-zaidan.jp/environment/env-prize/
応募先:第28回コカ・コーラ環境教育賞運営事務局
Mail:kankyo-forum2022@pj.quaras.co.jp
電話番号:03-6441-3275(平日10時〜17時※土日祝・年末年始除く)
選考・表彰予定 一次選考:書類審査の上、各部門最終選考ノミネート団体を選出。
最終選考・表彰式(2023年3月11日(土)予定):オンラインでのプレゼンテーションを実施し、最優秀賞・優秀賞・大臣賞受賞団体を決定。同日に各賞受賞団体を発表予定。

※最終選考では、各団体の活動、企画をプレゼンテーションしていただきます。
詳細は最終選考ノミネート団体へ別途ご案内いたします。表彰式実施概要は後日当財団HPにて発表いたします。

 

※コカ・コーラシステムのサスティナビリティーへの取り組みについて
日本コカ・コーラ株式会社と全国5社のボトリング会社などから構成されるコカ・コーラシステムは、「世界中をうるおし、さわやかさを提供すること。前向きな変化をもたらすこと。」の事業目的にのっとり、日本が直面する重要な課題に対し、ビジネスを通じて変化をもたらしながら、未来を共創していくことに責任を持って取り組みます。2020年には「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定しました。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献してまいります。 詳しい活動内容については、最新のESGレポートをご覧ください。

(参考リンク)
日本コカ・コーラ サスティナビリティー公式サイト:https://www.cocacola.co.jp/sustainability
日本コカ・コーラ ESGレポート:https://www.cocacola.co.jp/sustainability/esg-download
コカ・コーラ サスティナビリティー公式Twitter:https://twitter.com/CocaColaJP_Sus

 

■公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団 概要

名称 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称 The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長 佐々木康行
所在地 東京都渋谷区渋谷4-6-3
ホームページ https://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成および国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容 環境教育、奨学支援、復興支援を柱とした各種貢献事業の実施

 

■コカ・コーラシステムについて
コカ・コーラシステムは、ザ コカ・コーラ カンパニーの日本法人で、原液の供給と製品の企画開発を  おこなう日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社コカ・コーラ ボトラーズジャパン北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング)などで構成されています。コカ・コーラシステムが国内で取り扱う製品は50以上の炭酸飲料および非炭酸飲料ブランドにおよび、世界で最も高い評価を得ているブランドである「コカ・コーラ」をはじめ、「コカ・コーラ ゼロ」「コカ・コーラ ゼロカフェイン」「ファンタ」「スプライト」などのグローバル・ブランドの他「ジョージア」「アクエリアス」「い・ろ・は・す」「綾鷹」など、日本市場のために開発されたブランドが含まれます。コカ・コーラシステムは、持続可能な地域社会の構築を目指してたゆまぬ努力を重ねており、事業活動による環境負荷の削減、社員のための安全で開かれた職場環境の構築、事業を展開する地域社会における経済発展の促進といった取り組みに力を注いでいます。

■雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス

当財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を、自然・環境 教育を中心に文化・スポーツの体験学習をおこなうことができる宿泊施設「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生するプロジェクトを推進してまいりました。
2010年4月にグランドオープンを迎えた同施設を拠点に、栗山町の豊かな自然環境の中で積極的な環境教育プログラムを展開し、次世代を担う青少年の育成をおこなっております。

 

参考資料

  第27回コカ・コーラ環境教育賞(2022年2月実施)

【活動普及部門(小学生) 最優秀賞】

■浜中町立散布(ちりっぷ)小中学校 (北海道厚岸郡)

ふるさと教育の一環で、散布漁業協同組合から貸与された火散布(ひちりっぷ)沼の干潟である「あさり島」を教育資源とし、小中9年間を通して海洋教育を実践。あさり島活動では、稚貝の放流、外敵駆除、アサリ採取、漁協への出荷、流通の仕組みなどの学習を行うほか、地域の良さを生かした商品開発や海洋ごみ問題等にも取り組んでいる。

 

【活動普及部門(中学生) 最優秀賞・文部科学大臣賞】

■只見町立只見中学校 (福島県南会津郡)

2017年にユネスコスクールに認定され、海洋教育の視点を付加した ESD に取り組んでいる。本校では、「山 から海を考え、俯瞰的に物事を捉え、身近なことに目を向けて行動できる生徒の育成」を目指している。 2 年前の 1 月から生徒達が「新聞紙レジ袋」を作り始めた。それから現在まで、生徒達は様々な改良を重ね地域の商店(現在 10 店舗)で使ってもらっている。「プラごみを削減したい」、「地球温暖化防止に興味をもってほしい」等のメッセージ・カードを同封し、学校のシールを貼った新聞紙レジ袋は、町内外の人たちに活動の趣旨を伝え、その考えを広める本校 ESD の中心的な活動となった。

【活動普及部門(小学生) 優秀賞】

■浜頓別町ジュニアガイドアカデミー (北海道枝幸郡)
■南三陸少年少女自然調査隊 (宮城県本吉郡)
【活動普及部門(中学生) 優秀賞】
■石狩市立石狩中学校 (北海道石狩市)
■石垣市立崎枝小中学校 (沖縄県石垣市)

 

【企画・研究推進部門 最優秀賞・環境大臣賞】

■中標津農業高等学校 肉加工研究班 (北海道標津郡)
企画・研究名:エゾシカをプロデュース2021 〜SDGsに基づいた“まるごと”活用の推進〜

私たちが企画するのは、エゾシカの“まるごと活用”による『持続可能な町、中標津』の実現です。中標津町では、年間1000頭以上のエゾシカが駆除・狩猟されており、肉の90%以上が利活用されています。しかし、大半はペットフードでの活用であり、食肉として利用されるのは数少ないのが現状です。また、皮や角、脂といった副産物についてはさらに利用率が低く、処理後は産業廃棄物として廃棄されることがほとんどであり、これらのごみ処理についても大きな問題となっています。
この課題を解決するために私たちが取り組んでいる研究内容は、@食肉としての利用率向上を目指すための新製品・エゾシカレシピの開発、A副産物として廃棄される皮や脂、角を活用した新たな地域特産品の開発、です。狩猟・駆除されたエゾシカを副産物まで含めて“まるごと”活用し、エゾシカ駆除に伴う廃棄物を減らすとともに地域資源として有効活用する、というのが大きな目標です。そして、エゾシカの資源活用を中標津町の新たな産業として発展させていくことで、町に新たな雇用を創出し、中標津町の地域振興につなげていきたいと考えています。

 

【企画・研究推進部門 優秀賞】

■名寄産業高等学校 酪農科学科 道北酪農班 (北海道名寄市)
■大野農業高等学校 果樹専攻班 (北海道北斗市)
■堺工科高等学校 定時制の課程 (大阪府堺市)

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