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当事業の中心となる3つのテーマは、全国各地で展開されている地域における環境活動の顕彰、地域の廃校を生かした環境教育のモデル拠点作り、環境リーダーを育てる教育の支援です。これらを通じて、地域社会や国際的な課題にも応えることができる「心豊かでたくましい」人材育成をめざします。
コカ・コーラ環境教育賞は、地域に根ざした環境教育・環境保全活動を促進することを目的に、当財団の前身であるコカ・コーラ環境教育財団が1994年に設立した公募型の賞です。以来、日本全国各地で行われている青少年による環境ボランティア活動を顕彰・支援し続けており、これまでの応募団体数は、全国で2,400以上にのぼります。2009年からは、小中学生を対象にした地域社会の環境教育に関する活動実績を顕彰する「活動表彰部門」と、高校生および大学生による環境保全・環境啓発に寄与する新しい企画を支援する「次世代支援部門」の2部門制で実施してきました。2020年にコカ・コーラシステム全体として取り組むべき新たなサスティナビリティー戦略(※)が策定されたことを受け、また国際社会共通の目標であるSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の推進を図るために、環境教育事業についても環境分野、特に地球環境・環境資源の領域の向上に寄与する取り組み、企画を支援することを事業方針といたしました。 それに伴い、2021年度より、環境教育賞では、活動「テーマ」を設定し、2部門「活動普及部門」「企画・研究推進部門」にて、募集いたします。
毎年、コカ・コーラ環境教育賞の最終選考会にあわせて、「コカ・コーラ環境フォーラム」を開催しています。グループ同士の交流や、北海道栗山町での自然体験やグループ同士の交流を通じて、多様な日本各地の自然や活動について、学びあう機会を提供しています。
8月8日〜10日、「第20回コカ・コーラ環境教育賞」の最終選考会及び表彰式式典が行われた「コカ・コーラ環境フォーラム」において、ノミネート団体が北海道コカ・コーラボトリング札幌工場の水源である白旗山で涵養のための植樹活動に参加しました。また、夕張郡栗山町の住民、そして札幌工場の地元清田区の住民をお招きし、「水を守り続けるために私たちにできること」と題してパネルディスカッションを行いました。パネラーには北海道大学大学院地球環境科学研究院 根岸淳二郎准教授、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団 小澤紀美子理事、そして日本コカ・コーラ株式会社技術・サプライチェーン本部柴田充を迎え、参加者に世界や日本の水事情、そしてコカ・コーラの「2020年までに、製品と同量の水を自然に還元する」取り組みなどを紹介しながら、ひとりひとりにできることを考えてもらい、発表をしていただきました。
体験型の環境教育プログラムの拠点として北海道夕張郡栗山町の歴史ある廃校を宿泊可能な施設として再生した「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」。青少年が「自然体験が少ない」「仲間と交流する機会が少ない」といった社会課題を背景に、実体験を通じて環境について学ぶことができる新しい拠点として、栗山町、地元NPO法人雨煙別学校、当財団が連携して運営しています。2010年4月のグランドオープン以来、日本全国のみならず、世界中から7万人あまりが訪れています。
財団法人コカ・コーラ教育・環境財団は、「環境マインドを持った次世代のリーダー」育成を目指し、2008年後期から東海大学および東京学芸大学にて、「環境教育」をテーマにした寄付講座を開設しました。
2008年〜
2008年10月16日より、東京学芸大学では、コカ・コーラ教育・環境財団寄附講義として「学芸フロンティア科目C」が開設しました。環境問題への理解を深め、環境マインドを高めることができるよう、大学教員や専門家による講義に加えて、普段の講義ではなかなか接することのできないゲストスピーカーを招き、地球温暖化の実態や、それに対する企業、官庁、NPOなどの取り組みについて、実社会の生の声も紹介しました。
東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程において、コカ・コーラ教育・環境財団の寄付講座として「環境教育論」と体験型授業「環境保全演習」を開設しました。環境教育を通じて「現実の人間活動と環境保全における諸問題の解決」に取り組むことのできる次世代リーダー(教育指導者)を育成することを目的に講義内容が構築されました。
2009年〜
2010年〜
コカ・コーラ学生環境サミットとは、コカ・コーラ教育・環境財団が“環境マインドを持った次世代リーダー育成”の一環として企画したもので、6 つの大学から学生が参加のもと2010年4 月に発足されました。当財団では、COP10 での意見提言(プレゼンテーション)をきっかけに、日本の大学生が生物多様性について共に考え、議論を深め、世界に向けて意見を発信することで、世界規模でこの問題についてリーダーシップを発揮して欲しいとの願いを込めています。
2010年〜
東京学芸大6大学20人の大学生によるラウンドテーブル
生物多様性条約第10 回締約国会議(COP10)に提言提出
2011年〜
コカ・コーラ環境教育賞受賞団体の取り組みをまとめた事例集
『環境教育のすすめ』を制作