２０年以上にわたって植物観察会やクリーンアップ活動を行い、子どもたちに自然保護や環境保全の精神を啓蒙している。ブナの実生調査では特に精力的な活動を続けており、ブナ林１２ヘクタールの岳岱でブナの木の生長や潅木の種類、小沢の水棲生物、昆虫や鳥類等を調査。子どもたちの目の前で観た自然の記録図の作成を計画している。

朝日ナチュラリストクラブを結成し、月１回、自然体験を中心とするさまざまな活動を行っている。二泊三日の夏のキャンプでは、朝日川でカヌーに乗ったり川泳ぎを行う。また、「ブナの木めぐり」と称して、身近なブナの森を訪ねたり、地域の風景遺産の良さを見直すことに努め、日本初のエコミュージアムの実現を目標としている。

井の頭公園・神田川周辺の自然植物園の観察会や親水イベント、清掃活動等を実施。都市部での開発に際して親水護岸化を推進し、地域住民の幅広い参加を得て緑化保全や青少年の育成に取り組んでいる。神田川に憩いの親水テラスが新しく造られることに伴い、より実践的な動植物観察や水辺での環境教育活動を計画中。

児童の発案で始まった矢作川の透明度調査を始め、親子一緒の川掃除、東海自然歩道の整備、ゲンジボタルの飼育など２０年以上活動を続けており、その様子は市の広報課のホームページにも掲載されている。６年生は酸性雨の問題に取り組みはじめ、子どもたちが将来環境を大切に考える事を目標に継続的な活動が行われている。