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第17回 コカ・コーラ環境教育賞

活動表彰部門 優秀賞受賞団体

葉鹿エコクラブ栃木県足利市

代表者:大島 由臣氏   主な活動内容:地域の川の生物調査や浄化活動を実施

今できることを小学生の時期に実践的に感得させるために、地域において活動を展開している。活動内容は(1)彦谷川の浄化活動及び水質調査 (2)廃油回収と石鹸作り (3)親子環境学習会 (4)鮭の放流 (5)幼稚園と共同して行うシイタケの駒打ち (6)ブログの作成と実践発表(年2〜3回)による情報発信である。さらに、地域への働きかけで市とも協力し「彦谷川一斉清掃」を実現させている。また、地域団体と協力し河川浄化の看板・ポスターを商店に設置・掲示する活動を毎年行っている。これらの活動により、自主的に自然を調べたり、環境関係学部に進学するものが大勢育っている。また、社会貢献の実感・物を大切に扱う姿勢・自然を愛する気持ち・表現力や対人能力が向上している。当初の活動中心の教師が異動した後の地域活動化が成功している。

八溝自然たんけんたい茨城県久慈郡

代表者:宮田 國敬氏   主な活動内容:地域の山河での自然体験活動を通じて環境学習を実施

環境保全・自然体験活動を通じて地域の自然を大切にする子どもの育成を図っている。地域の八溝山にて探鳥会や生物調査を地域の環境団体・子ども会と連携して行っている。またトンボの観察会・日本野鳥の会の行事に参加・八溝山と八溝川のクリーン活動・ボトルキャップの回収にも取り組んでいる。一方、外部講師による自然保護・環境学習も行っている。さらに、町内の各小学校にてグリーンカーテン運動に取り組み、昨年からは「サシバの住める里山づくり」を地域の人々と協力して取り組んでいる。これらの活動を壁新聞や冊子にまとめて発表している。また月に2〜3回のペースで「里山だより」を発行することで情報発信に努めている。

岐阜県加茂郡東白川村立東白川中学校岐阜県加茂郡

代表者:林 眞司氏   主な活動内容:山林保全活動を通じて環境教育を実施

長年に渡り教育課程に村内の山林保全活動を位置付け環境教育に取り組んでいる。(1)林業体験として、植林作業として1人約30本の苗木を植樹している。また、9月下旬に約1日がかりで枝打ち作業を行っている。 (2)源流調査として村を流れる白川の源流の体験活動を行い、川の水質検査と共に伊勢湾において源流からの水質調査を行っている。 (3)これらの活動を「ふるさと学習会」として保護者・地域住民に対し発表を行っている。長年環境活動を続けており、村にも活動実績を高く評価されており、生徒の環境への意識も高く積極的に環境活動に参加している。

延岡市立三川内中学校宮崎県延岡市

代表者:岡山 清人氏   主な活動内容:地域の自然を愛し環境を大切にする生徒の育成を目標として環境教育を実施

(1)校内緑化活動の推進(学級花壇・花の苗移植・育成・緑のカーテン等) (2)リサイクル活動(空き瓶・空き缶のリサイクル・牛乳パックではがきづくり (3)三川内河川大清掃 (4)ホタル調査 (5)水生生物調査 (6)環境問題についての学習・発表等を内容とする全校の活動である。さらに、地球温暖化教室では家族ぐるみで実践を行う。さらに今年度からエコクラブに生徒全員で参加し、意識の高揚につながっている。

秋田県潟上市立大久保小学校秋田県潟上市

代表者:橋本 恵子氏   主な活動内容:「草木谷」での農業体験とビオトープによる環境学習

「聖農」とも呼ばれる石川理紀之助ゆかりの「草木谷」の再生事業に参加し、休耕田を再生する活動を行う。また無農薬・無化学肥料での稲作を田植えから脱穀まで行っている。さらに、馬踏川の水質調査を25年間継続して行っている。これらの活動を茨城県の「子どもフォーラム」やコンクールで発表したり、シンボルマークを作成し地元商品に採用されるなど、幅広く情報を発信している。

品川区立第一日野小学校東京都品川区

代表者:酒井 敏男氏   主な活動内容:環境「ISO」の取組を中心に各種の環境活動に挑戦している

(1)全校美化活動 (2)「品川版学校ISO」で節電・節水など (3)「品川版家庭ISO」で夏休み中のエコ活動 (4)アルミ回収 (5)Co2削減 (6)「キッズISO14000プログラム」での節電・節水を行う。また、これらの活動を洞爺湖サミットでの国際テレビ会議の参加、青森県の北斗小学校とのテレビ会議、クウェート国王の妹アムサール妃の来校、アラビア語環境ポスターの贈呈などを行い高い情報発信を行っている。

三豊市立下高瀬小学校香川県三豊市

代表者:藤田 数繁氏   主な活動内容:省エネ学習を中心に環境・エネルギー教育を実施

「ものや人に感謝し、大切にする子供の育成」をテーマに活動している。(1)省エネ項目を掲示するなどの「下小もったいない憲法」 (2)節電を呼び掛ける「省エネ委員会」 (3)節電・節水・リサイクル・食・緑の各テーマごとに無駄遣いを減らす「もったいないおばけバスターズ」 (4)地産地消の米作り (5)間伐体験 (6)アルミ缶リサイクル・屋上緑化・太陽光発電学習機の設置F文化祭の劇やエコ祭りなどによる環境保全の呼びかけを行っている。地域の専門機関や大学生との連携・交流も図っている。県の環境学習実践モデル校やエネルギー教育実践トライアル校の指定を受けており、多角的な活動を行っている。

東近江市立能登川南小学校滋賀県東近江市

代表者:横井 元昌氏   主な活動内容:地域の自然環境を守るため里山を舞台に自然観察や水環境学習を実施

学校内の環境教育という枠を超えて、地域の拠点となり活動している。毎年子供の提案を基に活動内容を決定している。これまで、里山学習・山路川の水質調査・伊庭内湖の調査・猪子山森林再生・節水活動・リサイクル活動・エネルギー学習等を行ってきた。また地域の協力・支援を得られるようになり、活動が充実している。子供達は環境へ積極的働きかけを行うようになっている。

久米島ホタルの会沖縄県島尻郡

代表者:宇江原 総清氏   主な活動内容:久米島のみに生息する「クメジマホタル」をシンボルとして自然環境の保護・保全を行う

「カンジンダム湖」の水質改善のために、近隣の小学校・土地改良区の農家・町役場と協力し、湿地棚田とホタル水路を整備した。また、水辺の生き物の植栽・放流も行っている。活動の結果、ダム湖のアオモが消滅し多数の水鳥が飛来し、さらにホタルの数が増加している。さらに、「こどもレンジャー」として、子供たちが主体となって、森づくり・ゴミ拾い・冒険熟・外来種駆除・ホタル調査などの保護活動を行う。また、絵人形の製作・公園やサンゴマップの製作・琉球新報ジュニア通信員などの情報発信をしている。これらの成果を毎年環境省にレポート提出し、沖縄大学ジュニア研究支援で研究発表を行っている。

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