最終選考
参加団体紹介

活動普及部門(小学生)

  • ニッコウイワナに学ぶ会 (栃木県日光市)

    日光の宝・ニッコウイワナを取り戻せ!
    子どもたちが命や資源の大切さを学ぶ環境学習を日光市で展開中。ペットボトルを再利用したふ化観察、土砂や間伐材を活用したイワナの隠れ家づくりなどを通して、SDGs「つかう責任」の実践を地域ぐるみで広げています。

  • 学校法人国本学園 国本小学校 (東京都世田谷区)

    課題発見をし、自発的に行動できる本校の子ども達が身近な生活用品の資源循環を通して、CO2排出量削減、さらにサーキュラーエコノミーサイクルの一端を担う取組を実施した。その過程で、社会課題をジブンゴトとして捉え、子ども達が発案したプロジェクトが学園だけでなく、地域や企業を巻き込み、多くの人々の意識変容を促した。

  • まきのはら水辺の楽校 (静岡県牧之原市)

    山から海までの水に関係する活動を実践すると共に、水域植物である稲を題材に、1年間を通して土づくりから収穫までを実施して、水源の保持・保護を図り、全ての動植物(人含む)が水の恩恵を受けている事を知り、「治水」「利水」「環境」について寄与できる人材を育成している。

  • NPO法人環境ボランティアサークル亀の子隊 (愛知県田原市)

    「きれいな海を守る心を広げるプロジェクト」として、「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに西の浜をきれいにするためのゴミ拾い活動を行う。西の浜クリーンアップ活動毎月1回実施。体験的環境学習「海の環境を学ぶ会」を年に数回行っている。
    西の浜を通して三河湾、伊勢湾の環境を考え、よりよくしていくための啓発活動、エコツアー渥美を学び、渥美を食べようなどを企画し、バスをチャーターし、ツアーを組んでクリーンアップと学ぶ会(タッチングプール・塩づくりの会)に参加している。

  • プラネットリーダーズ山内エコクラブ (大阪府大阪市)

    プラネットリーダーズ山内エコクラブは、滋賀と大阪を拠点に、水質調査や生き物観察、清掃活動などを通じて、子どもたち自らが地域の自然や環境と向き合い学ぶ団体です。
    琵琶湖から淀川、そして世界へとつながる川の環境を調査しながら、地球規模の環境課題を考え、学び、発信しています。活動の原点には、「水を守ることは命を守ること」という信念があります。この信念のもと、都市部における環境問題、海プラ等のゴミ問題を上流域の仲間と連携しながら、共に考えメッセージ発信を行なっています。

活動普及部門(中学生)

  • 劇団シンデレラ (愛知県名古屋市)

    「夢と希望と冒険・自然と共に生きる」をテーマとするファミリーミュージカル劇団。
    「生きものたちの声を届ける」「SDGsを広める」ことを目標に、森、海、湿地など自然環境の保全や「使う責任」の具体策としての「4Rの推進」や脱炭素を目指した「デコ活」など誰にでもできるSDGsをテーマにオリジナルミュージカルを多数制作・上演している。

  • 金沢大学附属特別支援学校 (石川県金沢市)

     「海岸にあるプラスチックやPETボトルごみは、どこからくるのか?」を明らかにするため、2023年から現在まで継続してSDGs14番の学習を行ってきた。今年度は海岸のみならず河川の全流域で清掃活動を行い、ごみの動向を探ってきた。その結果、陸域のごみが河川を通って海に流れ出し、それが海洋ごみになること、排出の原因は、人間であることが明らかになった。

  • SEE THE SEA by Rin Ito (大阪府枚方市)

    私は「SEE THE SEA」という活動で、子どもだけのプラゴミレンジャーをつくり、ゴミ拾いをしたり、Tシャツやプラごみを使ったチャリティーグッズを作って販売し、売上を寄付したりなどの活動をしています。「つかう責任」を楽しく学べるように、工夫をこらした活動です。

  • 北郷 優斗 (宮崎県都城市)

    小学3年生から約6年間、自宅の畑で循環型農業を実践しています。ニワトリを活用した「チキントラクター」を開発し、地域の雑草問題解決とCO2削減に貢献してきました。地域の人々との交流を深めながら、環境と地域社会のつながりを生み出すプロジェクトへと発展させています。

企画・研究推進部門

  • 北海道岩見沢農業高等学校 (北海道岩見沢市)

    冬に降り積もる雪で雪山を造成し、その断熱材として籾殻を被覆することで夏まで雪を保存、雪冷熱として活用する。具体的には、雪山の下に通したパイプに水を流し、冷水となった水を冷罵冷媒にしてファンで冷風を創り出すことでハウス内を冷却する。また、断熱材として利用した籾殻はペレットに加工し冬場の暖房燃料として活用する。さらに、その燃焼灰はケイ酸質として翌年の水稲肥料に活用し、籾殻の循環利用による周年栽培モデルを実現させる取組である。

  • 市立札幌豊明高等支援学校 リサイクルサービス科 (北海道札幌市)

    高等支援学校(特別支援学校)の生徒が将来の就労を目指し、古いOA機器や家電製品などを解体して、再利用できる金属等の素材を発掘、分別し、企業に返却することで資源の再利用に貢献する活動や、札幌市初のPark-PFI事業とコラボレーションし、ペットボトル容器キャップを洗浄・選別したものを再利用する活動など、リサイクルに関わる学習を行っている全国的にもめずらしい学科です。マイクロプラスチック汚染問題について研究している大学生との交流や海水浴場でのごみ拾い活動などを通して、地球環境問題について考える学習も行っています。

  • AQUA HOPE(宮城県農業高等学校) (宮城県名取市)

    アクアホープは「田んぼの水をきれいに!」という想いから生まれた高校生チームです。水質を常に調べ続け、肥料の使い方を工夫して水質汚染を防ぎ、未来の子どもたちにきれいな川と安全なお米を残すため、日々挑戦を続けています。

  • 新潟大学大学院保健学研究科・臨床化学研究室土曜ゼミ (新潟県新潟市)

    サステナビリティ戦略のゴールに対して、「1本のPETボトル飲料を大切にし、しっかり飲み切る」というアイデア・選択肢で、「すべての人々の健康的な生活を確保;すべての人々の水と衛生の利用および持続可能性の確保;持続可能な生産消費形態の確保」についての課題を解決したいと構想しています。
    食品科学的・微生物学的な実験基礎データを蓄積することで、1本のPETボトル飲料を大切にし、「しっかり飲み切る」というアイデアの科学的根拠を提示し、それによって「PETボトル使用量の削減」を目指します。本研究の類の活動は、世界に先駆けて、平時の今のうちに行っておくべき活動と言えるのかもしれません。

  • 愛知県立安城農林高等学校 土壌研究研修班 (愛知県安城市)

    園芸科・土壌研究研修班では、年間700株のミニトマトを栽培・販売し、食品ロスの低減と残渣の有効活用に取り組んでいます。裂果や規格外品の利活用、茎葉を資源化する研究を進め、地域と連携した循環型農業モデルを実証しています。

  • 岐阜農林高校 食品科学科 食品乾燥班 (岐阜県本巣郡)

    本校は実習で規格外の農産物を使った加工品を製造しているが、近年の異常気象により処理しきれないほどの規格外品が生じている。また日本に目を向けると、国内で1年間に発生する食品廃棄物は522万tであり、そのうちの半数以上が野菜類や果実類といった生鮮食品であることが分かっている。科目「食品製造」の中で食品の保存方法として乾燥が有効であることを学んだ私たちは、野菜や果実の規格外品を太陽光で効率よく乾燥させるための「段ボール製ソーラーフードドライヤー」を開発し、その装置を普及することで食品ロスを削減する活動を行うこととした。

  • 京都光華女子大学 宮原ゼミチーム アップサイクルでつながる「タバラボ」 (京都府京都市)

    大学が実施する正課外共同学習環境「学Booo(マナブー)」において、「京都の伝統技術や文化を継承する学生発信のものづくり」をテーマに活動している。京都の企業・団体・学会と連携し、環境配慮と伝統継承を両立する製品開発や地域ワークショップを企画、実践し、社会や多様な人々とつなぐ役割を果たすことを目指している。

  • 紙漉き文化再生プロジェクト(宮崎県立都城商業高等学校) (宮崎県都城市)

    都城でかつて盛んだった手漉き和紙文化を再生するため、生徒が楮栽培から紙漉き、商品開発まで一連の活動を行うプロジェクトです。地域の事業所から出た産業廃棄物(焼酎芋のしぼり粕やコーヒー殻)を活用した「都城リジェネ和紙」を開発し、地域企業と連携して持続可能な社会の実現を目指しています。