活動普及部門(小学生)
-
地球★プロテクト とあるた(大阪府大阪市)
海や川の清掃活動や珊瑚再生活動に参加しています。海や川には人間が捨てたゴミがたくさん流れています。ゴミで海の生き物達が苦しんでいる事を知らない人も多く、清掃活動のイベントで、いろんな世代の方に興味関心をもっていただけるように『2 人で作ったユーモアーたっぷりの劇』をしたり、『ゴミをステキなアクセサリーに甦らせるワークショップ』に取り組んだりしています。ゴミを増やさない事や再利用する事、川や海に流れてしまったゴミの回収活動の大切さを広め、大阪の清掃活動を盛り上げています。
-
NPO法人SDGs Spiral(福岡県北九州市)
本活動は、障害者が主体となって今ある複数の課題を多くの人と力を合わせ解決しながら万華鏡を作るプロジェクトです。「竹林整備・森林保全」「海岸清掃」「ワークショップ」の三部構成となっており、山や海など様々な課題を同時に解決・改善しながら SDGs 万華鏡を作ります。
-
team長崎シー・クリーン(長崎県長崎市)
当団体は、「世界遺産・軍艦島が映える海を守ろう!」をスローガンに国・県・市や地域と連携して@海岸、河川、港、道やその周辺の清掃・美化、A環境教育、環境調査・研究、B海洋生物多様性の保全・保護、C地域資源の活用、地域振興、地域活性化、D地域の魅力発信を行っています。
-
色響(IRO&HIBIKI) (鹿児島県鹿児島市)
明日の地球を守るために何ができるかを考える鹿児島県のグループで、小中高校生と音楽や色彩、創作、環境などの体験型ワーショップを行っています。海洋プラスチックゴミ問題に取り組み、漂着物で楽器を作り、オリジナル絵本「海からのメッセージ」を制作。オリジナル音楽を作曲し演奏活動をしています。
活動普及部門(中学生)
-
新渡戸文化中学校 Action for Future(企業共創ラボ)(東京都中野区)
生徒の興味や関心に合わせてグループをつくり、生徒主体で探究活動を行う「ラボ活動」。その1つ、AFF ラボでは、生徒自らアポイントをとり、SDGs 推進企業を訪問。30 を超えるパートナーシップの中で、プロジェクトを発足。「森林保全」を目的としたアクションは、アワード受賞やアンバサダー就任など社会にインパクトを与える。
-
玉川学園 サンゴ研究部(東京都町田市)
玉川学園サンゴ研究部は、生徒の声から発足した部活であり、2011 年より発展し続けている部活である。13 年経った現在、「研究班」「移植班」「広報班」の3つのチームを構成し、生徒が主体的に環境問題に挑戦できるプラットフォームが形成されている。今年も企業、地域の方、テレビで活動を見た方など多くの方々に支えられつつ、学園で育成したサンゴを生徒自ら伊江島へ運搬、移植に挑戦した。様々な地域や企業と連携することで、学校の垣根を飛び越えた活動をしている。
-
草津市立松原中学校(滋賀県草津市)
「ESD を軸とした持続可能な社会に向かう生徒の課題解決力の育成〜地域との協働学習を通して〜」をテーマとして、「松原未来学習」と「松原ローカル学習」の2本軸で、3年間系統的かつ連続性のある学習を推進している。松原未来学習とは、「Think globally, act locally」を基本的な考え方としている。昨年度、1 年生では、世界の食品ロスの問題から身近な給食の残食を減らすための方策を考え、草津市に提言を行った。松原ローカル学習では、松原中学区で多く栽培されているブランド野菜である「ベジクサ」について調べ、給食の残食減少に向けて取り組んだ。
-
うるま市立彩橋小中学校(沖縄県中頭郡)
令和3年、総合学習での「4島お宝発見隊」で、6年生が担当する伊計島の海洋ゴミ問題に着目し、島民を巻き込んだビーチクリーンを行う事でゴミ問題に気づいてもらおうと4島のビーチクリーン活動を行う。その活動を受け翌年は外部より専門家を招聘し、無人島体験・干潟散策・海洋ゴミ問題、サンゴ保全などの海洋学習を行う。その時の5年が中学に進級した機会に小学5年生から中学2年生までの「島嶼地域・探究学習」を始める。
企画・研究推進部門
-
青森県立名久井農業高等学校 FLORA HUNTERS AQUA(青森県三戸郡)
水の惑星と呼ばれる地球。しかし気候変動や人口増加による食糧増産などにより、水不足が世界的な深刻な問題となりつつある。そこで私たちは、密閉容器と超音波ミスト発生装置を用いて貴重な水を有効利用する節水型ミスト栽培システムを開発した。このシステムの特徴は養液をミスト状にして間欠的に供給することである。給水頻度を最適化することで、従来の水耕栽培と比較して、レタスの収量を損なうことなく、約 70%の節水、約 65%の CO2 排出量削減、さらに約 84%の肥料節減が可能であることを確認した。
このような節水視点に立って開発された装置や栽培法は例がなく、水不足を抱えている乾燥地帯はもちろん、世界各地で役立つ技術である。この画期的な節水技術はこの夏、スウェーデンにて私たちによって世界公開される予定である。 -
清風高等学校 生物部 アオコ班(大阪府大阪市)
絶滅が危惧されているニッポンバラタナゴ(淡水魚)を保護するために、高安の里の環境保全活動を行っている。清風中学生物部は、1999 年から、八尾市高安地域の人達の協力を得て改修した溜池(RE-1)で活動を行っている。具体的には、月1回、溜池で定期調査を行い、水質調査や水生生物の観察(主にケイソウ類)、清掃活動、啓発看板の設置等に取り組む。
-
山陽学園高等学校 地歴部(岡山県岡山市)
市民はごみの廃棄者であるが、解決者意識・行動が乏しいことが海洋ごみ問題の解決を遅らせている。この課題解決には「誰でも」「簡単に」「遣り甲斐」の市民活動の実現が必要である。私たちは市民が隙間時間で街中ごみの調査が可能なスマホアプリを作成して、市民の遣り甲斐の醸成と市民からの送信データの利活用に取り組んでいる。
-
広島県立西条農業高等学校 自然科学部(広島県東広島市)
食用コオロギの普及に向けた研究とコオロギ由来の細菌類を活用した作物用肥料の開発を行っている。また、現在生徒が起業し、会社を経営する準備を進めている。会社では、西条農業の各学科で生産された農作物や製品をアレンジした商品を販売する予定であるが、今回の企画の一部である「農薬流出を減少させる素材」はその商品開発の一環も兼ねた研究である。
-
沖縄県立宮古総合実業高校 環境班(沖縄県宮古島市)
私達は、地下水保全を目指し、化学肥料由来の硝酸態窒素汚染防止を目的に有機質肥料の研究開発に取組み実用化、年間 6,000 袋を製造し農家へ普及している。その成果は、1980 年代地下水に含有される硝酸態窒素濃度が8mg/L を認めたのが、現在4mg/L の濃度に低減した。 しかし、15 年ほど前から害虫防除目的でネオ二コチノイド系化学農薬が大量に使用され、地下水が農薬に汚染されている現状を確認、大切な地下水を化学農薬汚染から守る活動に挑戦している。