最終選考
参加団体紹介

活動普及部門(小学生)

  • 東大和市立第八小学校6年3組

    本学級では、総合的な学習の時間において、「食品ロス・環境問題・物価高騰」について調べて発信していきたいという願いをもちました。
    その他にもSDGsの問題を挙げる児童が多いことや実際に5年生のときに調べ学習を行い、発表した経験がありました。
    現状は自分たちが給食を残したり、不要なゴミを出したりしていた。
    考えてはいるけど、実際の行動で行うことができない自分たちや社会を変えていきたいと考えました。

  • 東大和市立第八小学校4年1組

    社会科「ごみの処理と再利用」に関しての学習の際、3Rについての重要さを学び、限りある資源を有効活用しようという意識が高まりました。
    その考えが、総合的な学習の時間で取り組む「マネープロジェクト」にも反映され、「環境」を意識してお金の稼ぎ方を学ぼうと考え始めました。
    そこで目をつけたのが「古本屋」。家庭からごみとして出されてしまう前に、どうにかそれを集め、必要な人に売ることができないかと考え実践しました。
    売れ残った本は、「サンタプロジェクト」として、地域の学童や保育園、小児科医院や児童療育施設等へ無料で配布する活動が始まりました。

  • 八王子市立楢原小学校

    各学級で給食の残菜を子供たちと一緒に観察したところ、日によって多い少ないはあるものの基本的に毎日残菜があることに気付きました。
    毎日食べモノを残しているということは、せっかくの食べ物を無駄にしているということで、せっかくの命を粗末にしていることだと理解し、無駄にしないように土にして新たな植物を育てられるようにすることで、命を育てるのに役立てたいという気持ちから取り組みを始めました。

  • 一般社団法人宇和島SDGs社会教育事業団

    子供たちの環境教育から宇和島圏域の環境問題への取り組みを始めることで地域再生を目指していきます。
    子供たちからの環境教育・環境学習は、子供たちだけでなく周囲の大人にもその環境保全に対する影響を与え、地域住民一人一人の意識と行動を変化させ、エコライフを実践する一助にもなります。
    一方、地域社会の持続可能な発展のためには地域の事業者とステークホルダー・住民が地域の環境のコミュニケーションを行うことで相互理解・信頼・協力関係が生み出されその問題の解決に成果を出していく可能性が広がります。

活動普及部門(中学生)

  • 階上町立階上中学校第1学年

    活動開始時に、1学年生徒を対象にSDGsに関するアンケートを行いました。
    アンケートは、SDGsの17の目標をそれぞれ、階上町に置き換えて、どの分野に興味関心があるか実態を調査しました。
    すると、8割以上の生徒が階上町の自然環境に関することを選択し、地域の自然環境やその保全に対して興味関心が高いことがわかりました。
    そこで、階上町には三陸復興国立公園があるためこの地域素材を活用しながら、地域の自然の現状を把握し、その保全のために自分たちは何ができるのかを考え実行し、自然と共生しつつ後世にこの雄大な自然環境を残していくことを目的として活動を開始しました。

  • 羽島市立竹鼻中学校

    本校の教育目標は「夢に向かって挑戦し 人と豊かにかかわって 自ら未来を切り拓く」です。
    生徒一人一人がSDGsを「自分ごと化」することが必須であると考え、そのため、生徒会が中心となり、ペットボトルキャップやアルミ缶の回収、コンポストを利用しての給食の残飯の堆肥化・野菜作りなど、全校で取り組む活動を行っています。
    給食やペットボトルキャップ、アルミ缶、コンタクトレンズケースなど、身近にあるものを取り扱うことで、生徒一人一人が自分ごととして『つかう責任』を考えられるようにします。

  • うじじきれい団

    海洋流出プラスチック問題は深刻で複雑な地球規模の問題です。
    私たちの住む島(鹿児島県沖永良部島)のビーチには、毎日大量の漂着ごみが流れ着きます。毎日、人災を被っているとも言えます。
    しかし解決策のほとんどは「ボランティア」や「助成金」「探求学習などによる子供達だより」が現状です。私たちは、ビーチクリーン活動は持続させてはいけない活動だと考えています。
    当初は、「ゴミをなくすことが目的」でしたが、今は「生き物を守ること」と「環境負荷も少ない心豊かな毎日の暮らし方」を家族で考え、友達や、社会にシェアすること。
    そして子ども達が「ビーチクリーン」や「社会課題」を考えなくてもよい社会を目指すことが目的です。

企画・研究推進部門

  • 宮城県農業高等学校

    地元の砂浜には5o程のプラスチックが大量にあり、これは稲作で使われるプラスチック肥料の残骸で海洋汚染を起していました。
    ウレアホルム肥料を使うことで育てる時にプラスチック肥料を使わない栽培法の構築に成功し、20sの肥料含まれるプラスチックを計測すると一袋でペットボトル30本になることを明らかにしました。
    商品化して通常よりも安くお米を作ることができ、この実績が認められ、国会資料として提出されプラスチック肥料を使わないことがJA全農で決定し、日本のプラスチック肥料を0にする活動に繋がりました。

  • 埼玉県立川越工業高等学校化学科

    世界で海洋汚染が深刻な問題から、人間が海洋に廃棄した網が首に絡まって死んでしまう海洋生物、缶やペットボトルを誤飲して死んでしまう海洋生物たちがいます。
    そんな中、ペットボトルのラベルなどを含むプラスチックごみが年々増加していることを知り、プラスチックごみ廃棄増加によって生物に影響が出ているということです。
    環境にやさしいラベルで少しでもこの問題を改善出来ないかと考え、土にかえるPLA樹脂を用いたペットボトルラベルを作ることを目標に研究活動を開始しました。

  • 学生団体olly

    私たちは渋谷でのごみ拾い活動を通じて、ペットボトルごみが街中にあふれ、その結果として美しい都市景観が損なわれ、さらには環境問題を引き起こしている現実を目の当たりにしてきました。
    街に捨てられたペットボトルが下水道を経由し、海に流れ込むことは、海洋生物に対して深刻な影響をもたらします。また、ペットボトルが適切にリサイクルされないことで、新しいボトルを生産するための資源が消費され、環境への負荷が増しています。
    その一歩としてコカ・コーラ社のペットボトルが適切にリサイクルされ、資源として再利用されるサイクルを構築したいと考えています。
    ペットボトルごみを減少させて、環境保護や景観保護に寄与するとともに、持続可能な社会を実現することが私たちの目指すところです。

  • 石川県立金沢泉丘高等学校

    海洋ゴミについて調べている中で、海岸ゴミや漂流ゴミに比べて回収が困難とされているのが海底ゴミであるということを知りました。
    そして、回収が困難とされている海底ゴミの回収方法を考え、海底ゴミの数を減らすことで、海中に存在するゴミの数を大きく減らすことができるのではないかと考えましたが、海底ゴミを網などを使って回収するとなると、莫大な時間とコストがかかってしまいます。
    そこで、私たちは網などを使って海底ゴミを回収するのではなく、海に渦を発生させ、それを利用することでより効率よく回収できると考えました。

  • エコ〜るど京大

    京都大学の様々な学部・研究科の学生と教職員の有志が、環境問題やSDGsをテーマに活動するネットワークです。
    「サステナブルキャンパス」の実現や、SDGs を「自分ごと化・みんなごと化」して考えることを目指しており、大学生や先生を中心に、社会人や小中高校生、留学生、さらには地域住民も巻き込みながら、様々な企画を実施しています。
    2023年からは新たに京都大学構内で見られる生きものなどについての情報を発信する「京大!バイオスクープ」を、既存活動では、京都超SDGsコンソーシアムと連携し、京都を代表する里山である京北地域の「京都里山SDGsラボ(ことす)」での中山間地域における活動の支援やプラスチック・食ロス問題に関するイベントの出展、メディアへの出演など多岐に渡る活動を展開しています。