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ニュースリリース

2015年

東日本大震災から4年、TOMODACHI卒業生が故郷に贈る新たな息吹
『TOMODACHIサマー2014 コカ・コーラホームステイ研修プログラム』
報告会を仙台、盛岡、郡山で開催

仙台では、MONKEY MAJIKがスペシャルゲストとして登場

2015年3月9日

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公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(所在地:東京都港区、理事長:谷村邦久)は、
『TOMODACHIサマー2014コカ・コーラホームステイ研修プログラム』の報告会を、2月28日(土)に仙台市、2月22日(日)に郡山市、2月21日(土)に盛岡市内の3か所で行いました。

仙台コカ・コーラボトリング株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:鈴木 恭)が共催した仙台での報告会では、2014年度の研修プログラム参加者3名が登壇し、集まった地元の高校生をはじめとする地域の方々に、夏の約2週間の体験を共有したほか、スペシャルゲストとして、仙台在住のバンドMONKEY MAJIKのメンバーDICK氏が登場しました。当日の模様はMONKEY MAJIKや研修プログラム参加者が出演する、東北応援ラジオ番組「いかすぜ!東北 ぼくたちのイイトコ自慢」※でも紹介される予定です。

報告会に参加した仙台コカ・コーラボトリング株式会社 代表取締役社長 鈴木 恭は次のように述べています。「震災がきっかけで生まれたこのプログラムに、皆さんは自分の意思で参加されました。これから先、楽しいこともあるでしょうけれども、苦しいことや困難なことの数の方が多いと思います。そんな時に16歳で2週間、異文化を持つ海外での生活を頑張りきったということ、乗り越えられないものを何もないのだという、強い気持ちを持ち続けていって欲しいと思います。また、私自身が47年前、高校時代に交換留学生として1年間アメリカに留学したときの反省から、皆さんにはこれからもホストファミリーや先輩、後輩とのコミュニケーションを大事に、経験してきたことを発信していって頂きたいと願っています。」

2014年度の研修プログラム参加者で、気仙沼市出身の鈴木菜々さんは次のように、プログラム参加の感想を述べました。「震災前から海外に興味を持っていました。プログラムに参加したことで一番得られたことは、アメリカの方との繋がりが出来たことです。スーパーで声をかけてくれた、日本語を勉強している地元の子や、ホストファミリーとは今でも連絡を取り合い繋がっています。また、現地に行ってみて 自分から話さないと 相手には何も分かってもらえないということが分かったので、積極性や行動しよう、という勇気が持てるようになりました。」

報告会にスペシャルゲストとして参加したMONKEY MAJIKのメンバーDICK氏は、次のように述べました。「カナダ人メンバーと一緒に音楽活動をする中で日本とカナダの修好親善大使に任命して頂いたこともあり、海外と日本の架け橋になるとはどういうことなのか、ということをメンバーとよく話します。旅行では行かないような町に行けるというのは素晴らしい体験で、皆さんがこのプログラムに参加して本当に良かったと20年後、30年後に言えるかどうかは今後、この経験をどのように活かしていくかによると思いますので皆さんには頑張ってほしいと思います。」

2012年度からスタートした本研修プログラム参加者たちは、帰国後海外での経験を活かし、さまざまな活動を積極的に行っています。宮城県南三陸町出身で、2013年度に研修プログラムに参加した田畑祐梨さんは、プログラムへの応募をきっかけに、南三陸で震災体験を伝える「語り部」の活動を始め、4,000人以上に体験を語り継ぎました。また現在は、新たに東北の若者と全国の若者をつなぐ活動を立ち上げ、一緒にプログラムに参加した仲間も巻き込んで活動をするなど、本研修プログラムでの体験を復興支援に生かしています。

前述のラジオ番組「いかすぜ!東北 ぼくたちのイイトコ自慢」では、日々現実と向き合いながらも明るく元気に頑張っている被災地の子どもたちを主役に地元の魅力を紹介しています。本研修プログラムに参加した子どもたちも2013年から放送に登場し、米国での体験や将来の夢を話してくれました。今年3年目を迎える2015年の放送では、主役である子どもたちが地域の皆様にインタビューし、地元の良いところをレポートしていきます。

コカ・コーラ復興支援基金」では、本研修プログラムが参加する高校生にとって異文化に触れ、グローバルな視点を身に付けるとともに、震災体験を踏まえて「自分と出会う」きっかけとなることを願っています。今後も、被災した子供たちの生活復興に必要とされる教育施設や公共施設の建設、次世代の人材育成など、東日本大震災によって被害を受けた被災地の復興支援に努めてまいります。

「いかすぜ!東北 ぼくたちのイイトコ自慢」 2015年番組放送予定
宮城/仙台・TBC 東北放送:第一回放送日2015年4月5日(日)午前9:10-9:20
岩手・IBC 岩手放送:第一回放送日2015年4月4日(土)午前8:20-8:30
福島・RFC ラジオ福島:第一回放送日2015年4月5日(日)午後5:00-5:10
(各局ともに、第二回目以降は同じ曜日の同時刻に放送)


TOMODACHIイニシアチブについて
米国政府と公益財団法人米日カウンシル-ジャパンの主導のもと、東日本大震災後の復興を支援するとともに、長期にわたり日米間の文化的・経済的な結び付きを強化し、友好を深めるかたちで投資を行う官民によるパートナーシップです。夢を持ち、その実現に向け計画を立て実行する日米の将来の世代、すなわち互いの文化や国を理解し、社会貢献に必要な、世界で通用する技能と国際的な視点を備え、日米関係の将来に深く関わる「TOMODACHI世代」の育成を目指しています。
TOMODACHIイニシアチブWEBサイト(http://usjapantomodachi.org/ja/)

コカ・コーラ復興支援基金について
コカ・コーラ復興支援基金」は、東日本大震災によって甚大な被害を受けられた被災地の復興支援のための資金拠出を目的に、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団内に、2011年3月24日にザ コカ・コーラ カンパニーにより設立されました。
本基金は、公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団の活動理念「心豊かでたくましい人づくり」に基づき、次世代を担う子どもたちの教育支援をはじめとした、3つの事業を実施しています。本基金の具体的な活用方法につきましては、被災各地の適切な関係機関と密接に連携の上決定し、ウェブサイトなどを通じてご報告いたします。また、本基金は、日本コカ・コーラとボトラー社による物資提供(500mlPETボトル換算で700万本以上)と義援金を通じた支援努力をさらに強化するものとして設立され、震災に対するコカ・コーラ社による支援総額は25億円以上となります。
『TOMODACHIコカ・コーラホームステイ研修プログラム』では2012年から2014年の3年間で東北3県から239人の卒業生が巣立っています。

コカ・コーラ復興支援基金」に関する詳細は、下記ウェブサイト
http://j.cocacola.co.jp/corporate/ccjrf/)をご参照ください。

日本のコカ・コーラシステムについて
日本のコカ・コーラシステムは、原液の供給・製造と製品の企画開発や広告などマーケティングを担う日本コカ・コーラと、全国各地域で製品の製造・販売を行うボトラー8社、および、その関連会社などで構成されています。コカ・コーラシステムでは、東日本大震災復興支援においては、震災直後の緊急支援段階よりコカ・コーラシステム各社が一丸となり取り組みを進めております。

公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団について
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団は、2007年6月に37年継続していた
日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立されました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、環境教育、教育支援、スポーツ教育を柱とした貢献事業を企画、提供することにより、国際社会が求める青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び国際親善に寄与することを目的に多様な事業を展開しています。

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